ううむ。「売れ筋」と「死に筋」って売り手向けの語だよね? 商店なんかが品揃えを決めるのに参考にすべき情報。
でもなんか、ぐぐってみると、消費者向けに使われてる場合がえらい多い。
だいたい、買い手ならばこういう売れ筋を避けることによって、自分の要求により合ったものとか、似た仕様でありながら何らかの理由で死に筋になったりして値下がりした製品を探すことができると思うんだけど。
どういうこと?
なんつって。
売れ筋情報が買い手にとって便利なのは、何かが欲しい時に検討の手間をサボりながら、そこそこなものを素早く手に入れたい場合よね。売れ筋は良い物であるという仮説が成り立つなら、何も考えないで売れ筋製品を買うのは、良い方法だと言える。
本や音楽、食料品なんかの、個人の嗜好に依る要素が大きい製品では役に立たない場合が多いけど、機能が優れていれば良いという電気製品なんかでは特に有効だと思う。
逆に言えば、あるものを多く売りさばきたい場合は、買い手向けに売れ筋情報を提供すれば良いわけ。
商店レベルでは「売れてます!」というポップのことね。これは誰もが知っている。もっと大きい流通レベルでは「全米ナンバーワンヒット」というのが有名だね。これはたとえば、ニコ動なんかでデイリー1位を取ったので日本ナンバーワンヒットだ、というのに近い。
このての情報というのは、集計期間や集計方法を工夫すると、とても素敵な結果にみせることができる。それどころか、生データを秘密にすれば、もっと素敵な結果にみせることも可能なんだよね。同様に、集計期間や集計方法をコントロールする立場に無い場合でも、期間や方法を知っていれば、ある程度結果をコントロールできる。
前者は理科の実験なんかで一度はやったことあるでしょ。数字書き換えたり、綺麗なグラフになるデータだけ使ったり。どうかな?
後者はSEOとかだね。多くのページにリンクされている所はグーグル検索上位に来るということを知っていると、多くのページにリンクさせることで上位に上がることができる。という話。身近じゃないな・・・
身近な例はなんだろう・・pixiv? 自分が身近なだけじゃないかw まあいっか書こうw
例えば、pixivなんかでランクインしたい場合。
そこそこの規模の何らかの絵描きのコミュニティに入っておく→コミュニティ内で好かれておくか注目されておく→絵を投稿したらコミュニティ内でアナウンスする、という方法で、素の状態でポンと絵を投稿するよりもずっと高いスコアを得ることができるし、ランクインもしやすくなる。
多くの好意的な人が見てくれれば、素よりも多くのコメントやお気に入りや採点がもらえる。それがスコア計算に影響する。という寸法ね。
pixiv自体を上の「コミュニティ」とするなら、「好かれておく」手段はお気に入り投げやコメント投げや人気ジャンルへの参加、「アナウンス」は「マイピク最新イラスト」と「お気に入りユーザー新着イラスト」リストだ。おそらくmixiのコミュニティや絵描き同士のチャット、webサイトなんかを利用しても成り立つ方法だと思う。
商業的に言い換えると、「好かれておく」のがブランド戦略、「アナウンス」は製品広告、それらをpixivのランキング集計周期と同期して行うのは、初動を稼いで短期的にでも売れ筋上位に出るための戦略そのものだよね。なんとかして一時的にでも、売れ筋であるということになれば、あとはそれ自体が次を稼ぎ出してくれるというわけ。
pixivの中にいると、こんなのが、中学生とかのうちから身をもって体験して学べる。今の若い子恵まれすぎてるよね。愚痴ってしまった。でもうらやましいよね。
話を戻そう。と思ったけどめんどくさいので終わらせよう。
つまり、どっかの会社がニュースとして出すような統計、つまり、出すか出さないかが会社に選択できるようなデータは、出すことで得になるという見込みがあるから出ている。つまり、目的があって出されているということ。
一方、機械的だったり画一な方法で集計されたようなデータは、その仕組を知っている人によって結果がある程度コントロールされている。ということ。
これだけは意識してデータを見るようにしておくと、いいかもしれんね。あんま素直すぎるのも好きじゃないよ。
参考:
「 調査会社出身の私が、WEB上の数字について一言」 - Out of Order.(リンク切れのため)
わかりやすいです。
とりあえずwebアンケートはなぁ・・・全部参考にしなくていいと思う。
突然ですがここでアンケートです。
「あなたはwebアンケートに答える派ですか? 答えない派ですか?」
結果どうなる?
「Macユーザーは「人と違ったことが好き」、Windowsは「普通が好き」――アスキー調査」 - ITmedia
この統計の目的は? 統計を発表したアスキー総合研究所とは何者か?
参考じゃないけど演習問題っぽいのでw
「統計でウソをつく法―数式を使わない統計学入門」 (->Amazon)
嘘をつく方法というよりは、嘘や誤りを見破る方法や心構えについて。
古い本だけど基本はまとまってると思う。でも統計学入門では、ないです。たぶん。
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